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SUMABATO×CYCLOPS ランバトまとめ

2ヶ月に渡って開催してきたSUMABATO×CYCLOPS Ranking Battle 第1期が終了ということで、選手としてだけでなく、メイン実況としていろんな対戦を見てきた立場から、今回のランバトでポイントランキングの上位に入った人達の紹介を中心に、勝手にランバトの総評でも書いてやろうかなと思い立ってのブログ更新。

まず全体を見てみると、総参加者数が、1ポイントでも得点を手に入れてる人(SmashGGのランキングページに名前載ってる人)が総勢54人。残念ながら得点なしで終わってしまった方を含めるともっと人数多いはず。毎週開いてるとはいえ、最大32人しか参加できないトーナメントに数十人以上の方が参加してくださったのは本当にありがたいことです。
スマバト側のスタッフとして厚く御礼申し上げます。
今回ポイントを手にできなかった人も、参加回数増えるうちにどんどん強くなって、次のランバトが始まった時にはポイントを手に入れてランキングに名前を載せるチャンスは十分にあると思うので、また是非参加していただけるとありがたいです!
スマバト上位常連メンバーもたくさん来てるので、積極的に話しかけていろいろ学んだり交流の輪を広げるチャンス!あまりにも空気読んでなかったり(ぼろ負けした直後で明らかに落ち込んでそうなところに話しかけるとか)、礼を失した行動等がなければ、大抵は皆気さくに話してくれるはず。
ちなみに俺の場合だったら対メタナイトのこととか聞いてくれれば喜んで教えますよ!


続いてポイントランキングTop10に入ったプレイヤーの紹介。
あくまでも俺がそのプレイヤーを見て感じた紹介文なので、その辺はご容赦ください。

上5人はこのランバトで魅せてくれたハイライトとも言える対戦動画も一緒に紹介してるので是非どうぞ。

 

10位 こんぱくと/Compact(ミュウツー)
2017年に入って頭角をあらわし始めた奈良のミュウツー使い。優勝はない為、優勝者へのポイントの比重が大きいこのランバトでは合計ポイントは低いが、ベスト6、8あたりを多く取り、安定した結果を残したことから総合で10位に入った。
空Nヒット確認からのコンボ精度、NBでしっかり待ちつつ相手を動かす力、上スマッシュに上投げに空前といった豊富な撃墜手段の的確な使い分け等、ミュウツー使いに必要な技術は一通り高い水準で備えており、ミュウツー使いのお手本のような立ち回りに仕上がっている。
SUMABATO×CYCLOPSではファルコン使いが非常に多いのも相まって、ファルコンに負けてしまうことが多かったようだ。
最上位といえる成績はまだ残したことがなく、今後の成長に期待がかかるルーキー。

 

9位 たつつよ/Tatsutsuyo(マリオ、ピット)
スマバト4初期からオフ大会に顔を出しているマリオ使い。ランバト後半では順位を落としてしまったものの堂々のトップ10入り。
下強や空後の持続当てを利用したコンボ精度が高く、一度相手を捕まえた後の火力が非常に高い。崖側の相手にDAの持続部分を当てての崖メテオ、空Nを当てて相手が飛んだ方向にダッシュ→即反転から上スマッシュの後ろ側を当てての撃墜、といった職人技も持ち合わせている独特のマリオ使い。
意外にもスマバトやその他大規模な大会では一桁順位を取ったことがなく、ベスト12や16で惜しくも負けてしまっていることが多い。
関西勢のマリオが活躍することはあまり多くない為、今後さらに腕を磨いて、ロンマリオに続くマリオでのスマバト入賞を期待したい。

 

8位 りぜあす/Rizeasu(ルフレマルスゼルダ他)
関西を代表する多キャラ使い。スマブラ4で使えないキャラなんていないんじゃないのか、と思わせるほど多くのキャラを高いレベルで使いこなす。
とにかく純粋にスマブラが好きらしく、このキャラにはこのキャラが有利だから、といった理由等でキャラ選びをしている印象はあまりなく、使いたいキャラを使ってスマブラを楽しんでいるといった印象が強い。それでいてどのキャラもスキルが高く、結果もしっかり残しているあたりは脱帽である。
大会であまり見かけないキャラも出てくる為、どの試合も見応えのあるものになることが多く、大会の上位の対戦動画でルフレゼルダが出てくるものは貴重ではないだろうか。
まだ大会での優勝の経験はなく(対戦会でのサブイベ等は除く)、今後優勝を狙えるキャラを完璧に仕上げて来るのか、はたまた多キャラで優勝まで駆け上がっていくのかにも注目したい。

 

6位タイ きよすく/Kiosk(シーク)
京都在住のシーク、フォックスを操るプレイヤー。今回はシーク一本に絞って参戦。
凄まじい努力家であり、トレモでのコンボ開拓、幅広いキャラ対策、コンボの確定帯の%の把握等、一朝一夕では決して手に入らない細かな技術を有する。去年あたりからその努力が結果にも反映され始め、今年の夏にはついにスマバトで入賞、ヒロスマやTSC等遠征先でも結果を残している。
アメリカの強豪シーク使いであるVoidを彷彿とさせる立ちキャンを利用した華麗なコンボ、細かい知識に裏打ちされた横強や下強、各種投げから空上や浮身で2択での撃墜、針や空前を利用した徹底的な処理と攻守共に高いレベルでまとまっており、数少ない参加回数ながらもランクインを果たした。
シークというキャラの性質上、どうしてもぶっ壊しキャラへの勝率の安定が課題になるが、今後の研究でさらなるキャラ対策の進歩を見せて欲しい。

 

6位タイ Lickey(メタナイト)
現在日本で最強のメタナイトは?と聞かれるとまず挙がるであろうプレイヤー。
上方向への空上運び、低%の相手への踏み台を利用したダウン連等、いわゆる即死コンボの精度が非常に高く、それによるプレッシャーから相手のベク変ミスも誘発させつつ早期撃墜を得意とする。
強引にダッシュ行動を通す読み合いや、一度相手を浮かせた後の有利状況の継続も上手く、ターンを握ったらそのまま撃墜まで持っていくということもザラ。なんの保証もない地上シャトルやマント斬りをパナすセンスも非常に高く、攻撃面において他のメタナイト使いを大きく凌駕している。
一旦相手に処理モードに入られたときや、対策が出来ていないキャラ相手に一方的に負けてしまうことがよくあり、得意不得意が大きく分かれてしまうのはメタナイト使いの宿命といったところか。

 

5位 HIKARU(シーク、ドンキーコング)
世界最強のドンキー使いが今回のランバトでは総合5位に入った。
ドンキー単キャラではどうしても厳しいキャラ相性が存在する為、しばらくサブキャラを模索していたが、どうやらシークに落ち着いて本格的に仕上げ始めた模様。今回もシークを使う場面の方が多かった。まだ発展途上の為優勝こそなかったものの、ドンキーで培った読み合いの強さを活かして安定した成績を残した。
常に自分に有利な状況を維持し、リターンは細かいながらも相手を処理し続ける柔のシーク、リフコンだけでなくそれ以外の面で他の使い手を2枚も3枚も上回る火力の高さで相手をぶっ壊す剛のドンキーと、タイプがガラリと変わる2キャラを使いこなせるのは、本人のスマブラへの理解の速さ、そしてモチベーションの高さによるものだろう。
関東や海外遠征での活躍を否が応でも期待してしまうプレイヤーだ。


【スマブラ4】SUMABATO × CYCLOPS #30 LF Kie vs. HIKARU (2017年11月17日)

 

4位 とわ/TOWA(ロゼッタ&チコ)
スマブラ4から参戦した期待の若手プレイヤー。大学受験に専念するため一時期スマオフから離れていたが、受験のひと段落を機に復帰。ランバトも3回だけの参加ながら優勝1回、準優勝1回と底知れない実力を見せつけてくれた。
反応速度の速さや、強気な読み合いを活かして相手の回避行動や差し込みを狩ることを得意としており、非常にアグレッシブな立ち回りが特徴のロゼチコを操る。弱で固めて回避させた先に当然のように掴みやチコのスマッシュが置いてある光景には一種の様式美すら感じる。
ロゼッタ単体になってからの防御力も右肩上がりで伸びている他、天敵であるメタナイトの空上運びもヒットストップずらしだけで完全に抜けてしまう程の、某SDIモンスターも真っ青のずらし技術も習得している。
細かいキャラ対策が完成すれば、目標としているキリハラロゼッタに追いつく日もそう遠くはないはずだ。


【スマブラ4】SUMABATO × CYCLOPS #32 GF Edge vs. Towa (2017年12月1日)

 

3位 2GG|古森霧/2GG|Komorikiri(ソニッククラウド、ロイ)
ご存知関西が誇るプロスマブラーが3位にランクイン。2回しか参加していないにも関わらず、その両方で優勝を掻っ攫っていっての総合3位は流石の一言。
持ちキャラの完成度の高さは言うまでもないが、他のキャラに対する知識も非常に深く、そのキャラの全一クラスのプレイヤーと比べても遜色ない知識を持っているのでは、とまで感じさせられる。どんな相手との対戦でも、相手のやりたい行動をしっかり把握して的確に対処している場面が非常に多いことからも、相手キャラへの理解が深いことが伺える。
スマブラそのものへの造詣も深く、チーム戦は勿論、アイテム有りタイマンや乱戦もめちゃくちゃ上手いのはX時代から有名。
今回のランキング上位2名にも大会でしっかり土をつけており、次回のランバトで参加回数が増えれば優勝争い筆頭になってくるのは間違いないだろう。
海外のメジャー大会での勝利も望んで止まないが、スマバトを始めとした関西のスマブラシーンを更に盛り上げてくれることにも期待したい。


【スマブラ4】SUMABATO × CYCLOPS #31 GF Nishiya vs. 2GG|Komorikiri (2017年11月24日)


【スマブラ4】SUMABATO × CYCLOPS #33 WF 2GG|Komorikiri vs. Kie (2017年12月8日)

 

2位 ニシヤ/Nishiya(C.ファルコン)
スマブラX時代の古くからオフに出ているファルコン使い。スマブラ4では最初期から関西のファルコン使いをリードし続けているプレイヤーで、今回のランバトも前半だけで優勝2回、準優勝1回とポイントランキングで一時は独走状態になる程の爆発力を見せた。
崖外に出した後の強気なメテオや膝等、ファルコン持ち前の火力の高さもさることながら、どちらかというと守りが非常に上手いプレイヤーで、ステップの強さ、空上や弱で壁を張りつつの中距離の間合い管理が非常に上手い。
ステージ外からの上Bを巧みに利用した復帰の上手さは最早芸術と言っていいレベル。攻守共に隙がなく、現在の関西では間違いなくトップ層に位置する実力を持っている。
スマバトのような大規模大会では最近上位から遠ざかっているが、上位プレイヤーとの連戦でも常に実力を発揮し続けられる確固たる安定力を手に入れれば、優勝を手にするのもそう遠い未来ではないはずだ。


【スマブラ4】SUMABATO × CYCLOPS #28 GF Nishiya vs. Tatsutsuyo (2017年11月3日)


【スマブラ4】SUMABATO × CYCLOPS #31 WF Nishiya vs. Lickey★ (2017年11月24日)

 

1位 きぃ/Kie(ピーチ、パルテナ)
関西の猛者が集ったSUMABATO×CYCLOPSランキングバトル第1期を制したのは、2位のニシヤ同様前作のスマブラX時代から関西で名を馳せてきたピーチ使い。
一時期一線から離れていた時期があったが、ここ最近はこの平日大会を中心に非常に安定した成績を残しており、今回のランバトでもニシヤ、古森霧といった強豪プレイヤーと激しい上位争いを繰り広げて総合優勝を手にした。
ピーチ特有の浮遊や株を始めとしたアイテムを利用したテクニカルな立ち回り、欲しい時にボム兵どせいさんを引っこ抜いて正しく使いこなすセンス、上Bの初段の超吹っ飛ばす部分だけを当てて相手を20%や30%から撃墜させてしまう一撃必殺のコンボ、X時代は最速と謳われた凄まじいスピードのレバガチャ等、様々なスキルを駆使した試合運びは見る者を常に楽しませてくれる。
基本的な読み合いの精度の高さ、相手の行動への反応速度にも光るものがあり、要所で出てくるサブキャラもしっかり仕事をしていたのも印象深い。
メタナイトのような天敵相手への勝率の向上が今後の課題といったところか。

 


【スマブラ4】SUMABATO × CYCLOPS #29 GF Kie vs. Rizeasu (2017年11月10日)


【スマブラ4】SUMABATO × CYCLOPS #35 GF Kiosk vs. Kie (2017年12月22日)

 

詳しいランキングはこちらから

https://smash.gg/sumabato-x-cyclops-ranking-battle/standings/tournament/23055?per_page=25&filter=%7B%7D&page=1

 

終わってみれば8回のトーナメントの中で、優勝したプレイヤーは4人しかおらず、その4人が順当に1-4位という結果になった。第2期もこの4人を中心に上位争いが繰り広げられるのか、それとも今回は顔を見せなかった猛者が新たに参戦してくるのか、はたまた新たに超新星が現れるのか、是非ご期待ください&参加お待ちしております!

 

今思うと上位3人はX時代からのプレイヤーだけど、4-10位は4になってからのプレイヤーで新旧入り乱れての多彩な顔ぶれになってましたね。

実況してる側もとても楽しかったです。これからも皆さんを楽しませられるような実況をできるように精進します。ついでに選手としてもまだまだ頑張ります

 

次の大会は年が明けてスマバト闘会議予選ですね。
来年もスマブラ楽しみましょう!